イッツ・ア・フグリーンランド

音楽と漫画と、時々、映画と。 メモと感想を書き溜めておく為のブログです。

DJチャート(2016/1)

やめて!!!!あたしの銀行口座のライフはもうゼロよ!!!

というわけで1月もスゴイたくさん買っちゃいました。

2016年1月のチャートです。

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01.Elektrobopacek --- Untitled --- Hotjam (UK)

http://www.technique.co.jp/item/137363,HOTJAM05.html

Legoweltが大絶賛!というコメントも納得の、マシーンサウンドバリバリのエモいテクノ。正直Legoweltと見分けがつきません!でも好き!

2015年にはド直球なLOOPA系ディスコテクノのLPをリリースしているスイス・ベルンのElektrobopacekさん。新人だと思いますが、変わらぬ良さがあります。彼のウェブサイトも、なんというか、15年前にタイムスリップしたかのよう…ファミコンみたいな画像とか、機材の画像とかばっかり貼ってあります。そういうところもたまんないね。

http://www.elektrobopacek.ch/

どのトラックも「サイコー!ウォー!」なんですが、特にB3。B3で泣きましょう。みんなで泣きましょう。試聴の時点で泣けます。泣けるから1位です。

 

02.V.A. --- Lionoil002 --- Lionoil Industries (UK)

http://www.technique.co.jp/item/137354,LIONOIL002.html

UKエジンバラのレーベルの第2弾。第1弾はカセットオンリーだって。

カセットテープレーベルによくある、ロウだけど軽めの音が心地良い、まるでぬるま湯につかっているようなハウストラック集。こと、B1のTelfortのトラックが象徴的。長湯してふらふらってところ。

B2のテープカットを多用した昔のエディットもののエレクトロも、近年のリリースの中ではだいぶ珍しい内容で、とても踊り心地が良さそうです。エディットカンファレンスを思い出します。

 

03.E.R. --- Letu Sinega --- 1432 R (US)

http://www.technique.co.jp/item/136540,1432R006.html

1432RというワシントンDCの謎のレーベルから、E.R.(Ethiopian Records)ことEndeguena MuluというエチオピアのAddis Ababaというところに住んでいるっぽい謎のアーティストによる、Jamal Moss系の意味わかんない怪しいハウス・・・否、これはもはや "怪しすぎる" ハウス!!

全体的にDJ観点で使い物になるか、ならないかのスレスレのラインを食い気味に乗り越えてて、先の読めない展開、意味の分からない効果音、かけ過ぎたエフェクト…唐突感しかない。A面はギリギリ使える。B面はどうしようもない。

しっかし、2016年ベストアーティストもう決まった感じするわ。

1432Rですが、いわゆるBandcamp系レーベルのようで、DiscogsやBandcampを見るとスゴイ勢いでリリースしているし、試聴したら、なんかとてつもないトラックばかり。辺境ハウスが好きな人にはきっと全部ヤバいことでしょう。全曲買い決定レーベル。

http://1432r.com/

使えない曲ばかりなので、チャートは3位ですが、気持ち的には既に殿堂入りクラス。どうやらGilles Petersonが既に紹介済のようです。

 

04.ZZZ feat. Hibahihi --- 1111 (303+808) --- 10 Inches Of Pleasure (JPN)

http://www.technique.co.jp/item/135993,IOIOP067.html

あーーーー、これ、マジですっげぇ!!日本独特の感覚!!

DJ Nozakiのレーベルより、DJ Nozakiによるスロウで音数少ない激ドープなアシッドハウスに、元ブッダ・ブランドNipps(エナイピーピーエス) aka Hibahihi(飛葉飛火)が語る・語る・語る!

楽曲として崩壊する寸前の崖っぷち感が味わえるナイストラック。B2面にリバース版入ってるのもツボ。

 

05.Wbeeza --- Expression Of Love --- Third Ear (UK)

http://www.technique.co.jp/item/137093,3EEPLP201509.html

名門Third Earからリリースを続けるベテランWbeezaのニューアルバム。

デトロイト~と言われていながら、今一つミニマルすぎて「ちょっと違うんじゃね?」と思っていた個人的なイメージが完全に覆りました。シャレオツぅ~~!なミニマル&ハウス&ジャズのクロスオーバーなアルバムです。いつもに増して色気たっぷりじゃないですか!全曲素晴らしい。

しかしアナログは買い逃しました・・・まあ、データあるしね・・・

 

06.Simple Symmetry --- Near East Confusion --- Low Budget Family (RUS)

http://www.technique.co.jp/item/134349,LBF004.html

ロシアのレーベルLow Budget Familyより、これから注目を浴びそうな予感がビンビン漂うLipsky兄弟によるSimple Symmetryのニューシングル。

バグパイプが鳴りまくるやけに爽やかなニューディスコ。ただ、ロシア人が南国に憧れて妄想で爽やかな音楽作りました~という感じで、吹っ切れた爽やかさはないです。ちょっと根暗な爽やかさ。

 

07.Moscoman & Red Axes --- Dikembe Manitu / Rage In The Cage --- ESP Institute (UK)

http://www.technique.co.jp/item/136446,ESP032.html

I'm A Cliche繋がりの二組、MoscomanとRed Axesの共作。Moscomanはワールドミュージック系エディットもの再注目のDisco Hatalにも参加しているツワモノ。イスラエル・テルアビブのRed Axesは言わずもがな、CrosstownLabelやHivernDiscsなどからアラブ系ニューディスコを立て続けにリリースしている絶好調のアーティスト。

A面の東南アジアのジャングルの香りが漂うぬるま湯ニューディスコに、B面はPrins Thomasバリのリズム主体のニューディスコの2曲入り。いつものRed Axesに比べると少し地味めですが、やっぱカッコイイ。

 

08.Kamera --- Ventoux --- Phantasy Sound (UK)

http://www.technique.co.jp/item/137280,PH49.html

James Holden好きはマストバイレーベル、エレクトロからマシーンハウスに華麗な転身を遂げたErol AlkanによるPhantasy Sound。Daniel Averyを抱えているレーベルとして有名ですね。James WelshことKameraによる新譜。

相変わらずファットな音が鳴り響く重厚なテクノ・ハウスですね…胃もたれ系。美しいA2、インダストリアルなミニマルのB1、共に重宝しそうな内容。ここ最近流行っているSemanticaとかPrologueに比べると音がくっきりしていて、、個人的にはこういう感じの方が好き。

 

09.Royer --- Way Silent --- Closer (GER)

http://www.technique.co.jp/item/137193,CLOSER005.html

MoominによるレーベルCloser Musicの久々の新譜はパリのディープなテックハウスアーティスト、Royer。

1月、RoyerはLobster Thereminからのリリースも買ったんだけど、こっちの方が良いな。

 

10.Cottam --- Ruff Draft 08 --- Ruff Draft (UK)

http://www.technique.co.jp/item/137359,RUFFDRAFT08.html

Ruff Draftの8番は、当レーベルオーナーであり、他にもAusや、Versatileからのリリースも控えているシカゴ・デトロイト系トラックを量産するUKディープハウサーCottam。

B2面がJamal Mossっぽく汚いリズムに読めない展開で、ちょっと意外な内容。他、A面は朝焼けシンセがまぶしいディープテクノ、B1はコケコッコーって感じの血が巡りだすハウスです。

 

Josh Brentの再発も懐かしくてよかったなぁ。クロードヤングのMIXCDに入っていて聞きまくりました。

あとJamal Mossって言葉使いすぎ…